Performed by : Bobby Brown

元々「New Edition(ニュー・エディション)」という大人気R&Bシンガー・グループに籍を置いていたBobby Brown(ボビー・ブラウン)。

ニュー・エディションはラルフ・トレスバントらアイドル的存在のシンガーが在籍しており、日本でいうところのジャニーズ系的人気(というかそれ以上)のグループでした。

後にそれぞれがソロデビューを果たし、ヒット作を連発していくのですが、ボビーはその中でもダンスに定評があったシンガー。

当時流行の絶頂にあった「NEW JACK SWING(ニュー・ジャック・スイング)」というカッチリとしたビートにソウルフルなメロディーが合わさった様なジャンルのブラック・ミュージック曲「EVERY LITTLE STEP(エブリ・リトル・ステップ)」のPVが発表されるや否や、世界的に大流行となりました。

何が「大流行」の発端になったかと言いますと、PV上での彼のダンス!!

外国人特有の長い手足を生かし、ダラリと踊っているかのように見えてダイナミック且つスタイリッシュにステップするそのダンス!!(…表現がよく伝わらなかったらスミマセンm(_ _)m とにかくPVを見て頂けたら私の言いたかった事が分かると思います)

当初は日本の「天才たけしの元気が出るテレビ」の「ダンス甲子園」でも、こぞってその「ニュー・ジャック・ダンス」を踊る高校生ダンサーが続出するほどの流行ぶりでした。

…音楽やダンスは爆発的に流行すればするほど、早く廃れ、消えていくのが一般的ですが、廻り廻って現在もこれらのジャンルの楽曲やダンスが、コンテストやクラブで歌われ踊られています。

今、作曲家やシンガー、ダンサーを目指している方へ。

「ニュー・ジャック・スイング」は決して新しく誕生したものでは無く80年代から歌われ、踊られてきたものです。

新しく取り組んでいきたいのなら、その原点である80-90年代のこれらの楽曲を見て・聴いてみるのも参考になるのではないでしょうか。