配 給:ゴーモン
監 督:リュック・ベッソン
出演者:
ブルース・ウィルス
ミラ・ジョヴォヴィッチ
ゲイリー・オールドマン
クリス・タッカー
作品公開期日:1997年5月7日(仏国)1997年9月13日(日本)
個人的評価:★★☆☆☆ (2.0)
・ストーリー
1914年エジプトのピラミッドで世界を救う5番目の要素「フィフス・エレメント」と、世界を滅ぼす邪悪な存在が予言されていることが発見された。突如円盤で飛来したモンドシャワン人により、鍵となる4つの石が隠し部屋より持ち出される。
300年後の未来2214年、世界は全てを吸収してしまう「ミスター・シャドー」に脅かされていた。リンドバーグ統一宇宙連邦大統領はモンドシャワン人の意思を受け継ぐコーネリアス神父より、モンドシャワン人と5番目の要素(フィフス・エレメント)を知らされ、彼らを地球に呼び寄せた。
科学者は、回収された腕の細胞から美女リー・ルー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)を遺伝子再生するが彼女は脱走。偶然通り掛ったタクシー運転手コーベン・ダラス(ブルース・ウィルス)に拾われる。
警官に渡さず、リー・ルーの言葉が分かるコーネリアスの元へ連れていく。モンドシャワン人たちは4つの石板を連邦最高の歌姫に託していた。10年に1度、フロストン・パラダイスでコンサートを開くというが、明日だった。コーベンとリールーは何とかフロストン行きの宇宙船に乗る。
石板を手に入れたコーベンは人気DJルビー・ロッド(クリス・タッカー)の助けも借りて敵を一掃。コーベンたちは宇宙船で脱出する。
ナイルの神殿にたどり着くが、反生命体は加速し、1時間57分後に地球と衝突するという。4つの石が揃って使い方も分かり、リー・ルーとコーベンの愛し合う力で反生命体は地球から遠ざかる。
・私の評価
この映画。
「TAXI」シリーズなどでコミカルで展開が早く分かりやすいストーリーで定評のあるリュック・ベッソンが監督・脚本を手掛け、「ダイ・ハード」シリーズでお馴染みのブルース・ウィルス、「バイオ・ハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ、大御所ゲイリー・オールドマンやコメディ俳優の雄クリス・タッカーらが出演するという事でかなりの期待を込めて観た作品でしたが…。
チョイと不完全燃焼気味でした(あくまで私の主観です)。
破天荒なブルース・ウィルスや天真爛漫なミラ・ジョボヴィッチ、DJとしてガンガン喋りまくるクリス・タッカーなど、キャラ設定は持ち味を十分引き出していた感はあるのですが…。
ラストにリー・ルーの体から発せられる光が、ビームとなって敵のUFOを撃墜して一件落着という短絡的なオチはどうかと(寂)。
物語の展開が早いのはいいのですが、モンドシャワン人と地球人との関係やリー・ルーがどういった過程を経て「フィフス・エレメント(5番目の要素)」になったのか、ゾーグ(ゲイリー・オールドマン)のバックグラウンドなど、もう少し分かるシーンがあっても良かったのではないかと思います。
上映時間にはそれぞれリミットがあって、編集で割愛した部分もあるのでしょうね…。
余談ですが、本作のコスチュームデザインは、かの「ジャン・ポール・ゴルチエ」が手掛けたとの事。通りで奇抜なファッションが満載だったのですね^^。
携わった人間が一流揃いだった事もあって、尚更悔いの残る作品と思ったのは私だけでしょうか!?(汗)