配 給:パラマウント映画
監 督:ジョナサン・リーベスマン
制 作:マイケル・ベイ
出演者:
ピート・プロゼック
アラン・リッチソン
ノエル・フィッシャー
ジェレミー・ハワード
ダニー・ウッドバーン
ミーガン・フォックス(幼少期: マリナ・ウェイスマン)
トオル・マサムネ
公開日:2014年8月8日(米国)2015年2月7日(日本)
個人的評価:★★★☆☆ (3.5)
・ストーリー
真夜中のニューヨークの港で、謎の集団「フット団」の取材を試みるテレビリポーターのエイプリル・オニール(ミーガン・フォックス)。彼女は、たまたまフット団に対抗するカンフー使いの4人組に遭遇しカメラにその姿を収めようとしたが動きが素早く、中々うまく撮影する事ができない。あっという間に大勢の団員を倒した4人組は、そそくさと現場を立ち去ろうとしたが退却寸前にエイプリルに撮影されてしまった。撮影に気付いた4人は、カメラを取り上げようとエイプリルに近づく。闇夜で月明かりに照らされた彼らは、何と人間程の背丈で言葉も話せる「亀」のミュータント(突然変異体)だった。
亀の4人組の名は「レオナルド」「ラファエロ」「ミケランジェロ」「ドナテロ」。彼らは育ての親であり、カンフーの師匠でもあるネズミのミュータント「スプリンター」の下で、宿敵である「フット団」のボス・シュレッダーの悪事を阻止すべく立ち上がったのだ。
そして後に、亀ミュータントの4人組とネズミ師匠のスプリンターは、実は幼少期のエイプリルに飼われていた事、彼女に命を救われた事、シュレッダーの悪事(目的)には彼女の亡き父の研究が深く関係していた事が発覚し、複雑に絡み合いながら物語は進んでいくのだが…。
・私の評価
イイですね、この作品^^
上記のストーリー紹介の仕方では若干シリアスな作品のイメージに捉えられてしまいそうですが、そんな事はありません。まだ幼さが残る4人の「亀」ミュータント達は、皆おしゃべりで例え戦いの最中でもジョークの飛ばし合いは止まりません。
彼らの戦いのスタイルは師匠・スプリンターより伝授されたカンフーですが、素早く動き回る中にも、どこかコミカルな要素が取り入れられているアクションは、どこか往年のジャッキー・チェン作品を彷彿させられるモノがあって楽しいです^^
かと言って、単なるアクション・コメディーと言う訳でもなく、そこは製作:マイケル・ベイらしくダイナミックなカメラワークやVFX使いで見事にカッコよく演出してます(さすがは「トランスフォーマー」シリーズの監督!!)。
全体的なストーリー展開も、分かりやすくしかも早い!コミカルなキャラクター達や展開だからと言って決して単なる子供向け作品というモノでもありませんし、アクション好きな大人の方や家族団欒で楽しむのにも最適な作品だと思います^^
…ちなみにヒロインであるエイプリル役のミーガン・フォックスは、本作品で第35回ゴールデン・ラズベリー賞にて5部門にノミネートされ、助演女優賞を獲得してしまいましたが、これもご愛嬌です^^(「ゴールデン・ラズベリー賞」とは、最低評価だった作品や監督・俳優に送られる賞です)